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◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

「レ・ミゼラブル」

◇2005/12/23(FRI)梅田芸術劇場◇
【レ・ミゼラブル】


久しぶりの大阪レミゼ。練りに練ったキャストでの観劇でした(^^)

◆本日のキャスト◆

バルジャン   山口祐一郎
ジャベール   岡幸二郎
エポニーヌ   坂本真綾
ファンティーヌ シルビア・グラブ
コゼット    西浦歌織
マリウス    泉見洋平
テナルディエ  コング桑田
テナルディエ妻 瀬戸内美八
アンジョルラス 坂元健児


まず山口バルジャン
個人的に祐一郎さんの歌がとてもすばらしいので、彼の歌を堪能したい場合この役はぴったりです。
一箇所テナルディエ夫婦からコゼットを引き取るシーンでアドリブで遊んでましたが、それ以外はしごくまともに演技(歌って)おられました。
ただ、マリウスかついで下水道を抜けるシーンで、おじいちゃんで足負傷してるはずなのに、すたすたと歩いてるのには苦笑してしまいましたが(笑)

最後のシーンでろうそくの炎に照らされて最期の時を待ちながら切々と歌うシーンは何度見ても感動します。本当うまいよな、この人の歌は。
コゼットとマリウスに看取られ、ファンテーヌとエポニーヌに迎え入れられ・・・・・・。
久々にぼろぼろ泣いてしまいました(T_T)
やさしい歌声のハーモニーですよ♪


岡ジャベール
今回初めて見たんですが、う~んとねぇ、今井さんとか村田さんを見てるんでちょっとかっこよすぎなんかな?
私のイメージするジャベールとはちょっと違いました(;^^)
ジャベールってもっとねちっこい感じがするんですよ。執拗にバルジャンを追い掛け回して最後は自分の信念を曲げてまでバルジャンを逃がすわけでしょ。
なんか岡さんのはすごくスマートでエリート官僚に見えました。
最後もバルジャンの迫力に押されて行かせた感じがしたんですよね。だからその後の独白シーンが軽く見えてしまった。
岡さんの声質が高いのもあるんだろうけど、もうちょっと「重さ」が欲しかったなぁと。ま、最後の歌声の伸びはさすがでしたけど(^^)


坂本エポニーヌ
今回私のお目当ての第一候補だった真綾ちゃん。まぁ、さすがの歌声でした(^^)
歌穂ちゃんのエポニーヌがイメージ強くてどうなるかと思ってたんですが、雰囲気も歌声もよく似てて遜色ない役でした。
「オン・マイ・オウン」はしびれましたね~♪「愛してる」の歌詞の前の一瞬の静寂がとても気持ちよかった。やっぱ名曲だね。
歌うまい、かわいい。満足なエポニーヌでした(^^)


シルビアファンテーヌ
哀愁ただよう素晴らしい演技でした。子供のため・・・・って母親の気持ちがよく出てました。歌もさすがの歌声で♪
ただちょっと歳とりすぎたファンティーヌだった気がしたのは私だけ・・・・・?(苦笑)
バルジャンを迎えにきたときの白のロングドレス姿はとてもキレイでした。線がキレイなんだよね。


西浦コゼット
かわいい。もうこの一言に尽きますね(^^)
歌はきれいなソプラノでちょっと緊張した感じの震えとかがコゼットらしく聞こえたのが不思議(笑)


泉見マリウス
おぼっちゃん学生でした(笑)好青年というのがぴったりのマリウスで、私は好きです。(過去見たのは何故かずっと石井マリウスだったので・・・・苦笑。彼のマリウスはとっても熱血でした)


瀬戸内マダムティナルディエ
もう、いやらしさ爆裂!!さすがですわ。でもかわいらしいところもあってなんだか憎めないマダムでした(^^)


坂元アンジョルラス
四季退団後は機会がなくって彼を見たのは本当に久しぶりだったので、このキャストの楽しみの一人でした。
熱血はある。でも、もったいないというか、しょうがないのが背たけ。
学生のリーダーなのに皆の中に埋もれてしまうんですよ(><)
岡アンジョルラスを長年見てきただけにちょっとつらかった・・・・・。
あと、泉見マリウスと声質が似ているのもちょっと気になった。混乱するっていうか。大好きな役者さんなだけにちょっと残念でした。
彼はやっぱり役によるかな~?う~む。


アンサンブルの方の芝居もとてもよく声も通ってた。
何よりみなさん迫力ありました。
ガブローシュもうまかったし、子役もがんばってる。
さすがオーディション勝ち抜いてきた人たちですよ。

場面展開の速さと、証明のよさ、セットの素晴らしさは言うまでもないことですが、やはりあの回転舞台が何より効果的に使われていることに拍手です。
作品の素晴らしさと音楽の素晴らしさ。
この「レミゼ」は作品の勝利だと私は思います。

私は祐一郎さんのファンなんで彼以外の歌を聴くつもりはないので他のバルジャンは見る予定はないのですが、それぞれにそれぞれの味があるので見比べてみるのもいいかもですね。



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